この記事の内容はRaspberry Pi 4と3の両方で動作確認済みです
ブログ管理者のP.Hです!
今回は、USBメモリをRaspberry Piで使う方法を紹介します。フォーマットして、自動マウントするところまで解説したいと思います。
それではUSBメモリの使い方を紹介していきます。
USBメモリのマウント先を確認
まず、USBメモリのマウント先を確認します。他に何もUSBに繋がっていない場合は、/dev/sda1になるはずです。マウント先は、df
コマンドで確認できます。USBを抜いた状態とUSBを挿入した状態でこのコマンドを実行します。USB挿入時に/dev/sda1が表示され、/dev/sda1にマウントされていることがわかります。
※/dev/sdb1、/dev/sdc1になる場合があります。
マウント先が分かった後、下記のコマンドでマウントを解除しておきます(解除しておかないとフォーマット時にエラーになる場合があります)。
$ sudo umount /dev/sda1
USBメモリのパーティション設定
USBメモリをフォーマットする前に、パーティションもきれいに再設定しておきます。下記のようにコマンドを実行してください。
(1) fdiskコマンド実行 (※/dev/sda1ではないので、注意。sdaです。)
$ sudo fdisk /dev/sda
(2) dコマンドでパーティションを削除
Command (m for help): d
(3) パーティションを新規作成
Command (m for help): n
(4) パーティション情報を表示
Select (default p): p
(5) パーティション番号1を選択
Partition number (1-4, default 1): 1
(6)サイズを指定
1パーティションで作成するので、"Created a new partition 1 ... "と表示されるまで、Enterを押す。
(7)signatureを削除 (この項目はない場合あり)
Do you want to remve the signature? [Y]es/[No]: Y
(8) 表示された情報でよければ、パーティション情報を書き込みます。
Command (m for help): w
※パーティションを設定しないで終了する場合は q を入力します。
USBメモリのフォーマット
下記コマンドで、ext4形式でフォーマットします。
$ sudo mkfs.ext4 /dev/sda1
doneと表示されれば、フォーマット終了です。
USBメモリの自動マウント
マウントするフォルダを作成します。今回は/mnt/usb0にしました。
$ mkdir /mnt/usb0
まず、USBメモリのUUIDを調べます。下記コマンドを実行します。
$ sudo blkid /dev/sda1
下記のようにUSBメモリデバイスの情報が表示されます
/dev/sda1: UUID="8ec72623-d040-4402-ba19-e953040e49cc" TYPE="ext4" PARTUUID="742caf04-01"
表示されたUUIDを使って、/etc/fstabを編集します。 UUID="8ec...の1行を追加して、リブートします。自動でマウントされていれば、成功です。
proc /proc proc defaults 0 0 PARTUUID=66ec930d-01 /boot vfat defaults 0 2 PARTUUID=66ec930d-02 / ext4 defaults,noatime 0 1 UUID="8ec72623-d040-4402-ba19-e953040e49cc" /mnt/usb0 ext4 defaults,noatime,nofail 0 0 # a swapfile is not a swap partition, no line here # use dphys-swapfile swap[on|off] for that
Check!
- オプションに nofail を追加しましょう。このオプションを付けないと、USBメモリが挿入されていないと起動しません。
以上で、USBメモリの使い方の説明を終わります。