以前、PHP(Webページ)でPythonコード(xxx.py)を実行する方法を紹介しました。
この方法でGPIOを制御することができますが、もうひとつ有名なWiringPiを使用する方法を紹介したいと思います。WiringPiをPHPから使えるようにしたWiringPi-PHPという便利なラッパーがありますので、こちらを使用します。
WiringPi-PHPのインストール
まず、php5-devをインストールします。WiringPi-PHPを使用するにはこのモジュールが必要です。
sudo apt-get install php5-dev
次にホームディレクトリ(/home/pi)に移動して、gitからライブラリをインストールします。下記のコマンドを実行してください。
git clone --recursive https://github.com/WiringPi/WiringPi-PHP.git
インストールが完了するとWiringPi-PHPというフォルダが作成されますので、cdコマンドで移動します。
cd Wiring-PHP
次に、makeコマンドを実行その後、make installコマンドを実行します。
make make install
次に設定ファイルを新規作成し、編集します。
sudo vi /etc/php5/mods-available/wiringpi.ini
----------wiringpi.ini----------
extension=wiringpi.so
wiringpi.pinmaptype=[PINS|GPIO|USER]
このwiringpi.iniに下記のコマンドでシンボリックリンクを作成します。
sudo php5enmod wiringpi
apacheユーザー(www-data)からGPIOを制御できるように権限を付与します。
sudo adduser www-data i2c sudo adduser www-data spi sudo adduser www-data gpio
これでインストールは完了です。少し大変ですね。実際に使い方は次回ブログで紹介したいと思います。