Watchdog Timerの使い方
今回は、Watchdog Timer(ウォッチドッグタイマー)の使い方を紹介したいと思います。マイコンでは当たり前の機能ですが、なんとRaspberry Piでも同じことができます。Raspberry Piが予期せずフリーズしても自動で再起動してくれるので、長期に動かす場合は設定しておいたほうが安心でしょう。それでは使い方を紹介します。
system.confファイルの編集
下記コマンドでsystem.confファイルを編集します。
$ sudo nano /etc/systemd/system.conf
#RuntimeWatchdogSec=
となっている部分を、以下の様に編集します。
RuntimeWatchdogSec=10
下記が実際の写真です。

これで10秒間システムがフリーズすると自動的に再起動します。
動作確認
うまく設定ができているか確認します。わざとシステムを停止するコマンドを実行します。ターミナルで ":(){ :|:& };:" と入力するとシステムを停止することができます。
$ :(){ :|:& };:
約10秒後に、自動的に再起動すればWatchdog Timerが正常に動作しています。何かしらの要因でRaspberry Piがフリーズした時に自動的に再起動してくれるので、長期に継続動作させる場合に設定しておくと保険になります。