今回はRaspberry Pi 4とRevolution Piのどちらを購入しようか迷った話を記事にしたいと思います。Raspberry Pi 4は日本でも購入ができるようになりましたね。待ちわびてた方も多いと思います。私も購入しようと考えていたのですが、Revolution PiというPiを見つけてしまったです。
- Revolution Piとは
- OSはRaspbian
- 基本構成
- Revolution Pi:メリット編
- Revolution Pi :デメリット編
- Revolution Pi vs Raspberry Pi 4
Revolution Piとは
Raspberry Pi 4を購入するために、いろいろと調べていたのですが、その時にKUNBUS社のRevolution PiというPiを見つけました。今まで、全く聞いたことがなかったのですが、調べてみると私が探し求めていたPiでした。どんなPiか列挙したいと思います。下記の2つのWebページも参考にしてください。
OSはRaspbian
OSはRaspbianなので、Raspbery Piユーザーなら問題なく使えます。
基本構成
Computeモジュールに、周辺回路をKUNBUS社が独自に制作した製品になります。
Revolution Pi:メリット編
産業用途で使える
Raspberry Piは教育用途なので、産業用途にはどうかなと思います。また、Computeモジュールは産業用ですが、周辺基盤は何か用意しないといけないので、なかなか使うことが難しいと思っていました。
⇒ Revolution Piは産業用途で使えます。EN 61131-2規格取得済み。EMC試験も実施済み、動作温度も-40℃~55℃
※EN61131-2とは・・・産業プロセス測定および制御に使用する「PLC 及び関連周辺機器」の「要求事項及び試験」に関するIEC規格
電源不安定問題なし
Raspberry Piは電源不安定というのは有名ですね。特にUSBを使うときは注意が必要です。
⇒ Revolution PIは電源は24Vです。産業用の24V電源使えば、全く問題ありません。
GPIOのノイズ問題なし
Raspberry PiのGPIOは、ノイズが大きいため使い方によっては稀に予期せぬ動作をします。
⇒ Revolution PiのGPIOは別途ユニットがあって、ノイズは全く問題ありません。こちらもEN 61131-2規格取得済み。
RS485が標準装備
Revolution Piにはcoreとconnectという2つのモデルがあるのですが、connectという上位モデルにはRS485が標準で装備されています!
SDカードの寿命問題なし
Computeモジュールなので、eMMC標準装備。eMMCも寿命はあるのですが、SDカードより安心です。
産業用途でRaspberry Piを使いたいと思っていた人には本当に朗報です!!!
Revolution Pi :デメリット編
値段が高い、購入ルートが少ない
手軽に買える値段ではありません。KUNBUS社はドイツメーカーなので、直販サイトから購入する場合、輸送費がかかります。Amazonや楽天から買えるようですが、raspberry piに比べるとまず購入するハードルがかなり高いです。
RTC(リアルタイムクロック)が付いていない
時計は1日までは記憶している仕様になります。少し中途半端な仕様です。ここまでやるなら、リアルタイムクロックを付けて欲しかったです。
無線LANが標準で使えない
USBで無線LANデバイスを装着すれば、使えます。
Revolution Pi vs Raspberry Pi 4
Raspberry Pi4はCPU、メモリも性能が上がって、さらに使いやすそうです。HDMIも2ポートに増えてるので、普通の小型PCのように使えそうです。 Raspberry Pi4を購入しようと思っていたのですが、Raspberry Pi3でもスペックは劣りますが、だいたい同じことはできそうという印象でした。そこで今回は思い切ってRevolution Piを購入しました。Revolution Piは産業用で使えるので、仕事でこのデバイスを使えるわけです。教育用やホビーしか使えなかったものが、業務や産業機器に使えるとなれば、各段に世界が広まります。Revolution Piのブログも記載していこうと思っています。 ※即座に追記 Raspberry Pi 4も購入しました。お金が。。ボーナス入ったから、まぁいっか。
今回は、Revolution PiというPiの紹介でした。