Raspberry Pi & Python 開発ブログ ☆彡

Raspberry PiとPythonの基本的な使い方をわかりやすく解説。初心者、入門者必見!!

新人エンジニア、がんばれ!

私も年をとってきたので、最近では新人にOJTで業務やプログラミングを教えることがあります。その時、よく思うのが自分が若い時はどうだったかなぁ、どんな感情を持って仕事をしていたか、ということをよく考えます。

 

新人教育している暇はない!

”忙しいから教えている暇はない"、”自分も先輩からは何も教わってない、自分ひとりで勉強した”、と若い子に仕事を教えない人ない人、そもそも時間的に無理な人、が大多数ではないでしょうか?私もそうです。

 

でもやはり先々のことを考えれば、若手を早く1人前にすることが自分の負荷を軽減する1番の方法です。まぁ、わかっていてもなかなかできないのですが。。

 

1人で仕事ができるようになるには、2、3年はかかります。この気が遠くなる年月を若手のために時間を費やすことはなかなかできません。

 

一番はじめに教わった先輩で、新人の社会人人生が決まる

最近の新人はゆとりで・・・等と言われますが、私が出会ってきた新人は皆、とてもしっかりしていて、礼儀正しく恵まれていたかもしれません。

 

どの先輩に教わったかで、この新人たちの社会人人生が変わる、とよく言われます。新人の人生に関わることなので、私はなるべく新人に技術や考え方を教えてきました。確かに大変ですが、良かったこともたくさんあります。

 

教えることで自分も勉強になる

"新人に教えることで、まず私が実感したのは、教えることで自分も勉強になる"、ということでした。

 

本当の意味で理解していないと、教えることはできません。うまく教えることができなかった時、自分の中の疑問を解消するために調べます。教えることで、自分の中で本当に理解できていなかった部分がわかります。自分が今までわかっていると思っていることも、本当の意味で理解していないことが多いことに気づきます。

 

また、周りを見ると、ひとりで孤立している年をとったエンジニアもいます。若手に時間を割き、教えてきたエンジニアは自分が年をとった時の仕事環境に影響すると思います。

 

早く新人を育てるために

私は、困ったときに自分で調べて問題解決ができるようになるまでは、ある程度先輩が新人に答えを教えたほうがよいと思っています。何もわからない状態で課題等を与え、放置すると壁が突破できず、新人も疲弊し、挫折してしまうことが多いと思います。

 

特にプログラムは複雑で新しい技術もどんどん出てくるので、新人は特に大変だと思います。体力勝負ではなかなかうまくいきません。

 

自分で調べる道すじがつくまでは、程よく教え、自分で調べられる力ついて来たら、ある程度突き放し、自分で解決させる、これがいいのではないかと思っています。自分で問題を解決できた時の満足感を味わえば、こっちのものです。

 

先輩の言っていることは、新人にとってなかなか腑に落ちない

いろいろと新人に説明しても、考え方等はあまり理解してもらえない時があります。私も若い時、そうでした。新人の時、先輩に言われたことで腑に落ちないことがよくありました。しかしながら、今になれば先輩の言っていたことがよくわかります。

 

経験を積んでくると、いろいろなことがわかってきて、先輩の言っていたことがよくわかります。先輩の言う通りだったと。なので、私は新人にこう言っています。

 

"若い時にはわからないが、経験を積んでわかることがたくさんある、自分もそうだったと。今は実感できなくても、そのうちわかるから"、と。いろんなことにチャレンジして、失敗して、先輩の言っていたことを実感して欲しいと思います。

 

そして、その新人が年をとったときに、若手に仕事を教える人になってくれればいいとなぁと思います。