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AnyDeskを使用してRaspberry Piをリモート操作する

anydesk

この記事の内容はRaspberry Pi 4と3の両方で動作確認済みです

ブログ管理者のP.Hです!

今回はAnyDeskというソフトを使用して、Raspberry Piをリモート接続して操作する方法を紹介したいと思います。AnyDeskを使えば、インターネットに接続されていれば、どこでもRaspbery Piを操作することができます。

それではAnydeskの設定方法と使い方を説明していきます。

AnyDeskをRaspberry Piにインストールする

下記のコマンドでRaspberry PiにAnyDeskをダウンロードして、インストールします。

$ wget https://download.anydesk.com/rpi/anydesk_5.1.2-1_armhf.deb
$ sudo dpkg -i anydesk_5.1.2-1_armhf.deb

下記のようなエラーがでました。

dpkg: 依存関係の問題により anydesk の設定ができません:
anydesk は以下に依存 (depends) します: libpango1.0-0 ...しかし:
  パッケージ libpango1.0-0 はまだインストールされていません。
anydesk は以下に依存 (depends) します: libegl1-mesa ...しかし:
  パッケージ libegl1-mesa はまだインストールされていません。

libpango1.0-0とlibegl1-mesaがインストールされていないと出ていますので、aptでインストールしてみます。

$ sudo apt-get install libpango1.0-0 libegl1-mesa

今度は以下のようなエラーが出ました。

これらを直すためには 'apt --fix-broken install' を実行する必要があるかもしれません。
以下のパッケージには満たせない依存関係があります:
libpango1.0-0 : 依存: libpangox-1.0-0 (>= 0.0.2-2~) しかし、インストールされようとしていません

apt --fix-broken installを実行する必要があると出ていますので、やってみます。

$ sudo apt --fix-broken install

インストールされました。再度anydeskをインストールしてみます。

$ sudo dpkg -i anydesk_5.1.2-1_armhf.deb

anydeskがインストールされました。anydeskのバージョンを表示をして、正しくインストールされたか確認します。

$ anydesk --version
>5.1.2

これでインストールは完了です。

Anydeskの設定

systemd Serviceファイルの設定

インストールするとanydesk.serviceファイルがsystemdフォルダにコピーされ、サービスが起動します。下記コマンドで、anydesk.serviceファイルを開いて内容を確認します。

$ sudo nano /etc/systemd/system/anydesk.service

anydesk.serviceファイルを見ると、Userにrootが指定されていますので、pi(ユーザー名)に変更します。

anydesk systemd

設定後、再起動します。

Securityの設定

下記の手順で、Anydeskを起動し、Securityの設定を行います。

Anydeskを起動します。

start anydesk

画面右上の設定ボタン(青丸)をクリック ⇒ Settings(緑線)をクリックします。
※トップ画面の黄丸の部分の9桁の数字をメモしておきます。後ほど、この数字を使って、Windowsから接続します。

anydesk settings

画面左側のSecurity(青丸)をクリックします。Interactive Accessの項目からAllow always(緑丸)を選択します。Unattended Accessのチェックボックスをクリックして、パスワードを設定します。

anydesk security

下記がパスワード設定画面です。設定後、OKボタンをクリックして、ウインドウを閉じます。

anydesk password

Closeボタンをクリックして、ウインドウを閉じます。

anydesk close

これでRaspberry Pi側の設定は完了です。

Windowsからリモート接続する

下記のHPからWindows用のAnydeskをダウンロードします。

anydesk.com

ダウンロードしたanydesk.exeを起動すると下記画面が表示されます。青丸の部分に先ほどメモしたRaspberry PiのAnydeskで表示されている9文字の数字を入力して、接続ボタン(緑丸)をクリックします。パスワードを聞かれますので、先ほど設定したパスワード入力します。

anydesk windows

Raspberry Piのデスクトップ画面が表示され、リモート操作できるようになります。青丸の部分の操作パネルでファイルの送受信等もすることができます。

anydesk remote

TeamViewerと同じようなソフトだと思いますが、無料というところが良いですね。一度使ってみてはいかがでしょうか。

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